4限目 HIV/エイズを知りたい

エイズのW杯

2014年夏、世界中が最も熱く燃えたスポーツの祭典といえば、もちろんサッカーW杯ブラジル大会! 日本代表は惜しくも予選リーグでの敗退となりましたが、この大会をきっかけに他の参加国にも興味を持ったという人も多かったのでは? そこで今回はOKAMOTO SCHOOL的視点でワールドカップをおさらいしてみましょう!

それは、ズバリサッカーW杯参加国のエイズ感染者数の比較です。果たしてこの数字は本大会の成績とどれくらい違うのでしょうか? 国連エイズ合同計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)が推計した2012年のHIV/エイズ感染者数から数字をみてみましょう。 ちなみに2012末現在、世界のHIV陽性者数は3530万人、新規HIV感染者数は年間230万、エイズによる死亡者数は年間160万人と報告されています。それではさっそくKICK OFF!

◆アジア エリア

日本: 7,100~11,000人
韓国: 12,000~20,000人
オーストラリア: 18,000~27,000人
イラン: 71,000人

アジアエリアは感染拡大期にはいっているというイランがトップでした。

◆アフリカ エリア

コートジボワール: 450,000人
ナイジェリア: 3,400,000人
アルジェリア: ※データなし
カメルーン: 600,000人
ガーナ: 240,000人

深刻なエイズ感染問題を抱えるアフリカエリアは、ナイジェリアがダントツでした。

◆ヨーロッパ エリア

イタリア: 110,000~140,000人
フランス: 120,000~180,000人
スペイン: 140,000~170,000人
イングランド: 76,000~120,000人
ドイツ: 62,000~78,000人
ポルトガル: 38,000~62,000人
スイス: 16,000~27,000人
ギリシャ: 9,300~13,000人
オランダ: 20,000~34,000人
ベルギー: 23,000人
ロシア: ※データなし
ボスニア・ヘルツェゴビナ:※データなし
クロアチア: 1,000~1,600人

W杯優勝のドイツはヨーロッパエリアで5番目。

◆北中米カリブ海 エリア

アメリカ: 920,000~1,800,000人
メキシコ: 170,000人
ホンジュラス: 26,000人
コスタリカ:  9,800人

このエリアは、やはり人口の多さから大国アメリカが桁違いでトップでした。

◆南米 エリア

ブラジル: 530,000~660,000人
アルゼンチン: 98,000人
チリ: 39,000人
エクアドル: 52,000人
コロンビア: 150,000人
ウルグアイ: 13,000人

南米エリアは開催国ブラジルがトップ。サッカーの強豪国もエイズ対策への対応が迫られている現実があります。

全体の結果はナイジェリアが圧倒的な数でトップでした。アフリカはエイズ問題に直面している国が多数あります。人口や社会環境の違いもあり、感染数だけで安易にその国の状況をジャッジすることはできません。けれども、時にはこういった切り口を通じて世界の感染情報にも関心を向けてもらえればうれしいです。