2限目 性を知りたい

性別の種類

私達が生活する社会は、さまざまな価値観や性質が存在する“多様性”の中に成り立っています。それはセクシャリティにおいても当てはまること。ここでは、「LGBT」というキーワードからなる「性の多様性」について学んでみましょう。

■LGBTとは?

LGBT とはLesbian(レズビアン)の「L」、Gay(ゲイ)の「G」、Bisexual(バイセクシュアル)の「B」、トランスジェンダーの「T」という それぞれのワードの頭文字をつなげた略語。それぞれのセクシャリティを指す言葉として広く使われています。
それぞれの定義は次の通り。

・レズビアン、ゲイ(同性愛)
心の性が女性(または男性)の人が同じく心の性が女性(または男性)の人を好きになること。
・バイセクシュアル(両性愛)
男性も女性も好きになる人。
・トランスジェンダー
性を越えようとする生き方。体の性と心の性が一致しない状態。
体が男性・心が女性の人をMTF(Male to Female)、体が女性・心が男性の人をFTM(Female to Male)と呼ぶ。ただし、心の性は必ずしも男/女のどちらか一方であるとは限らない。

表における性別の男/女の二分法は便宜上のものであり、実際には中間領域にいる人やこれらの枠組みにあてはまらない人も多いため、セクシュアリティはさらに多様化しています。

それではその多様なセクシャリティの例をさらにくわしく解説しましょう。

・パンセクシュアル
全性愛(者)。すべてのセクシュアリティを恋愛の対象とする状態、またその人。
・A(ア)セクシュアル
どのセクシュアリティに対しても性的欲求を抱かない状態、またその人。
・A(エイ)セクシュアル
無性愛(者)。どのセクシュアリティに対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない状態、またその人。
・ノンセクシュアル
非性愛(者)。どのセクシュアリティに 性的指向が向いているかにかかわらず、恋愛対象とする相手に性的欲求を抱かない状態、またその人。
・インターセックス
体の性が男女どちらともいいきれない状態。性分化疾患は医学的な疾患名。
・ポリアモリー
お互いの同意のうえで、同時期に複数の相手と恋愛関係を持ちうるライフスタイル、またその人。
・モノアモリー
同時期に特定の相手とのみ恋愛関係を持つライフスタイル、またその人。
・クエスチョニング
セクシュアリティを決めない、あるいは、決まっていない状態、またその人。
・クィア
性、身体、欲望の規範的なあり方を問うような実践や立場、またその人。

こうしてみると、セクシャリティがいかに細かく分かれているかがよく分かりますね。ただし、ここで挙げたものもあくまで一例にすぎません。

心と身体のバランスも人によってさまざま。セクシュアリティは人の数だけ存在していると言えるのです。

※注)セクシャリティの定義には多様な解釈が存在します。ここでご紹介した内容がすべての人、すべての場合にあてはまるわけではないことを、あらかじめご理解頂けますようお願いいたします。